今、つらい肩こりを何とか解消したい。肩こり知らずの体を手に入れる方法!

岡田 哲也(おかだ・てつや)
つらい肩こりの解消方法

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つらいつらい肩こり。
日本人女性の気になる症状第1位が肩こりだそうです。

女性に限らず多くの人が長い間肩こりと付き合っていると思います。

かくいう私も小学生の頃からひどい頭痛や肩こりに悩まされていました。

ずっと昔のことなのではっきりとは覚えていませんが、宿題に奮闘しているとき、天気がどよーんとして雨続きのとき、同じ姿勢をずっとしていた時、寒さが厳しい冬、重いものをずっと持っているとき、学校でいやなことがあったときなど、肩こりがひどくなるなーという時のパターンがあったとは思いますが、これは対処法もなく仕方のないことであり、またみんなが経験していることなんだと一人で無理やり納得していたように記憶しています。

高校生ぐらいになると、クラブ活動などで体を動かす時間もそれまでより増えたことが良かったのか、頭痛は少しましにはなっていましたが、肩こりは相変わらずで、当時話題になっている肩こり解消法などはとりあえず、といった感じで試してみてはみたものの、決定的に治るようなものは見つからず、気がつけば慢性的な症状として肩こりと付き合っていたようです。

そして、そんな私と同じような方も多いのではないですか。

しかし、私は今、頭痛や肩こりに一切悩まされることはありません。

その原因がわかったからです。

今回はそんな私の経験と、長年肩こりと付き合うことでわかった知識から
皆様には徹底的に肩こりと向き合っていただき、ご自分で解消する方法をお知らせいたします。

1.なぜ肩こりになるの?

肩こりの原因まず肩こりに打ち勝つためには敵の情報収集が大切です。
筋肉の収縮によって起こる肩こりの直接的な原因は、肩や背中の筋肉への酸素不足と老廃物の蓄積だと言われていますが、実際のところはどうでしょうか?それを引き起こす原因は人それぞれ、多種多様です。
肩こりがつらい時は、基本的に肩甲骨の動きや位置が正しくない状態の時におきると言われますが、そもそもそれにも原因があります。

痛みが左にある場合、左の肩まわりや首の筋肉が頑張ってくれています。
逆に言うと、右側がさぼっているのです。

そしてそれは体のバランスの崩れから起こっているのです。

痛みのある肩の部分のみに着目するのではなく、見落としがちですが逆の筋肉が緩んでいる、つまりサボっているというところにまずは意識を向けてください。

1-1.肩こりになりやすい人の特徴

shutterstock_295479614肩こりに困っている人もいれば、肩こりなんてまったく感じたことがないという人も多々います。
ではどのような人が肩こりになりやすいのでしょうか。

■体型が原因
肥満体、極端に痩せている、なで肩、猫背の方。
■肩に負担がかかる姿勢をとることが多い
足を組む、前かがみでデスクワークをする、枕の高さがあっていない方。
■冷え性
長時間クーラーをかけている職場にいる、冬も外にいることが多い方。
■ストレスが多い
神経を使う仕事をしている、ノルマややらなくてはならないことが多く気が重くなることが多い、仕事や日常生活でも悩みが多い方。
■目がつかれている
長時間パソコンやスマートフォンを使う、細かな作業が多い、メガネやコンタクトがあっていない方。
■生活の中で運動をほとんどしない
通勤や必要な時に1日数分歩くのみの方。
■睡眠不足
睡眠時間が毎日6時間以下、起きた後も疲れが抜けていない方。
■食生活
油ものや甘いものばかり食べる、無理なダイエットをしている、食生活が偏っている方。

一般的には上記のような方々が肩こりになりやすいと言われています。

しかし、それらは根本的な原因ではなく、あくまでも崩れた体のバランスからくる症状ともいえるのです。

たとえば、肥満体の人は膝に負担がかかり、痛めた膝をかばうために、それを上半身で補います。つまり本来下半身がするべき仕事を上半身が代わりにしているということです。その状態が続くことで体全体のバランスが崩れ、肩に変調をきたすことがあります。

また「足を組む」ということが体のバランスを崩していると思われがちですが、実際には「足を組む」という動作によって、体の崩れたバランスを修正しているということがわかりました。足を組むことは原因ではなく結果だということです。

上記のリストを原因と捉えるのではなく、体のバランスの崩れからきている症状ととらえ、体のバランスを整えるという意識をまずはお持ちください。

体のバランスに気をつけているだけで、肩こりの慢性化を防ぐことができます。
そうすることで、上記すべてとは行かないまでもさまざまな症状の改善につながりますよ。

1-2.ひどい肩こりのときにしてはいけない事とは?

肩こりのときに押すのは逆効果つねに肩こりがこっていると感じている人もそうでない人も、ひどくこっていると感じるときがあると思います。
そのようなときに以下にあげていることをしている人はいませんか?
もしそうだという場合は気をつけましょう。

■痛いポイントを探してしまう
肩の痛い部分を無理に押してみたり、痛いと感じる態勢をしてしまったり。
いた気持ちいいのですが、この行為は痛みを誘発させてしまうこともあります。
そうすると、脳に痛みを再教育してしまい、慢性化の原因になります。痛い部分は体を支えるために頑張ってくれているポイントだということを理解しましょう。それが理解できていれば、痛みのポイントを探してみるのもOKです。

■温める
基本的には肩こりは温めることがおススメされていますが、温めてはいけない場合もあります。
片頭痛のするときは、温めるより首や頭を冷やしたほうが良いとも言われているようです。
寝転がっていてゆっくり体を休めているのに肩が痛い時は、温めても冷やしても効果はありません。
肩をうごかすと強い痛みがある時は筋肉が炎症を起こしているので冷やしたほうがいいかもしれません。

■もみほぐす
肩こりの解消法は「肩もみ」。これしかないと思っていませんか?しかし、実はこれしてはいけないことなのです。肩の筋肉が体を支えようと頑張った結果が肩こりなのですから、肩もみはその大切な仕事の邪魔をしているようなものです。なぜ肩の筋肉が固まって体を支えているのかを、きちんと知る必要があります。肩もみをしてもすぐにまた肩がこるのは、原因がそのまま残っているためにすぐにまた体を支える必要があるからです。なんとかしなければいけないのは、頑張っている人ではなく、サボっている人ですよね。

ただ、やはり、辛い肩こりはグイグイ押してみたり、温めてみたり、もみほぐしたくなりますから、ちゃんと原因を理解して、肩の筋肉が頑張らなくてもいい体にしていくことが大切です。根本的には体のバランスが崩れていることが原因ですから、まずはこちらをごらんいただき、体のバランスチェックを行ってみてください。

2.肩こり解消のストレッチ方法

腕をまっすぐ上げる
マッサージが一時的な解消法だとしても、時間が取れずなかなかいけない・・・その結果、どんどん肩こりが悪化してつらさが増してしまう。
こんな経験ありませんか?
でもマッサージにはいかなくてもいいんです。ここではマッサージにいかなくても、少しでも肩こりを解消するため、仕事中でもできるような簡単な方法をご案内します。

1.肩をグーッとゆっくり頭の方に引き上げ(このとき顔は顎を引かず、やや上を向いた状態にしてください)一気に脱力してください。
これを3回繰り返します。
2.腕をゆっくり上に伸ばし、頭の上で手を合わせます。この時も顔はやや上を向きます。
耳の横に腕がくっつくようにやや力をいれます。
次に手をゆっくりとおろしながら背中側で両肘同士がなるべく近づくように力を入れます。
これも3回繰り返します。
3.腕を大きく回します。このとき左右の腕を必ず同時に回してください。
さらにひじは耳の高さまで上げてください。
こちらも顔はやや上を向きます。

ポイントは背中「肩甲骨」を動かす、ということです。

それぞれのストレッチの際は面倒くさがらず、きっちり行うと効果的です。
テレビや本で話題になっているストレッチをしても全く効果がない、という方はおそらくそれぞれのポイントがつかめずにやっていることが多いです。
ポイントを押さえて的確にストレッチをすることが解決への近道です。

上記の対応もよく言われているものなのですが、実はもっと根本的に知っておくべきことがあります。
「身体のバランス」、「筋肉のサボり」という2つを知ることにより、必ず改善されます。

ぜひ、下記記事も必ずお読みください。

さまざまな症状に効く体のバランスの整え方マニュアル【保存版】

2-1.どうしてストレッチの効果が持続しないの?

肩こりが治らないマッサージ直後は血行がよくなり溜まっていた老廃物が滞りなく流れるようになるので、筋肉が柔らかくなり、軽くなります。
しかし、なぜその状態が持続せずまた肩がこってしまうのでしょうか?
それはまた同じようなバランスの崩れた生活をしているからです。
根本的な体のバランスの崩れを改善しなければやはり1回のストレッチの効果で”治る”ということはありません。
上記にある、肩こりになりやすい人の特徴に当てはまっている部分があれば、改善し、ぜひバランス調整法を学びましょう。

2-2.スポーツ選手から解消法を学ぶ

スポーツ選手と肩こりスポーツ選手は一般的に肩こりにならない方が多いといいます。
もちろん競技によってさまざまなので何とも言えないですが、スポーツ選手と我々とでは何が違うのでしょうか?

それは圧倒的な体の筋肉量です。
この筋肉量で肩こりを防ぐことができているといわれています。
さらに重要なポイントは、スポーツ選手が行っている体の筋肉のメンテナンスでしょう。
日頃から体を鍛えているスポーツ選手でも練習や試合の後などは、そのまま過ごしていれば肩こりはもちろん、その他の筋肉疲労、体のトラブルの原因になります。バランスの悪い生活という点では、スポーツ選手の方が日常的に左右非対称な使い方で体を酷使しています。その為、必ず自分の体のメンテナンスを常に念入りに行います。これが大事なことなのです。

そのメンテナンスにはもちろんマッサージなどのアフターケアなどもありますが、無意識に体のバランス調整を行えているのです。

肩こりに伴う姿勢の悪さや、肩を動かさない状態での肩こりの場合、スポーツ選手のようにストレッチを念入りに行い、自分の体の声に耳を傾ける事でかなり解消することができるでしょう。

自分の体のどの部分がさぼっているのか、頑張りすぎているのか。
それを知るだけであなたの肩こりは、劇的に改善する可能性があります!

さまざまな症状に効く体のバランスの整え方マニュアル【保存版】

3.肩こりは一生付き合っていくもの?

肩こりを解消
肩こりというのはけがや病気と違い、なりやすい体質の方は一生付き合っていく可能性があると言われています。しかし、これだけ医療が進化した中で全く改善方法が見つからないというのも不思議なことだとは思いませんか?でも答えは簡単、「肩こり」が病気ではないからです。見方を変えれば、肩こりは単なる人の状態であって、それ自体誰でも自分で改善できるものだということです。

崩れたバランスを整える、これだけです。

下記の記事でも説明していますが、肩こりは解消できます!

非常につらい慢性的な肩こり!その原因と目からウロコの対処法

4.まとめ

身体のバランスを整えることで、肩こりは確実に改善します。

肩こりの直接的な原因は、現状「肩や背中の筋肉への酸素不足と老廃物の蓄積」とされているようですが、身体のバランスを整えることで、その瞬間に緊張した筋肉が緩んだり、またストレスがかかることで一瞬で緊張したりすることから、老廃物の蓄積ではないということはわかります。仮に老廃物の蓄積が原因だとすれば、簡単に解消するはずもなく、慢性的な症状も諦めざるをえないということになりますから。

大丈夫です!諦めないでください。肩こりは身体のバランスを整えることで必ず改善します!

肩こりを解消するために、これまで様々な方法を試されてきたことでしょう。
病院や、磁気ネックレス、整体などいろいろなことを試して、それでも治らなくて、インターネットで検索し、この記事にたどり着いたと思います。

そこで書かれていることが、「体のバランス調整で簡単によくなりますよ!」、「サボっている筋肉をつかいましょう」で拍子抜けしたかもしれません。そんなわけがない、そんなに簡単によくなるはずがない、そう思われていませんか?

しかし、実際に体験された方々の声をご覧いただければわかりますが、初めはみなさんそうでした。

・どうせ良くならないよ・・・
・偉い医者の先生にも治せなかったのにバランス調整なんかで・・・

そんな方々の肩こりの痛みが解消した後の驚いた顔や、嬉しそうな顔。
それを見るのが私の喜びでもあります。

ぜひ、あなたの喜んだ顔を見せてください。お声を聞かせてください。

 

 

身体出力を上げる脳が望む身体の使い方!|Brain's Consensus Communications

「痛みが和らいだ!」
「いい情報だった!」

と思われた方は、
ぜひご友人やご家族にも教えてあげてください。

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