めまいがある時は病院で診察をうけるべき?!肩こりに潜む危険なサイン

岡田 哲也(おかだ・てつや)
めまい

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めまいは色々な原因で起こりますが、肩こりと併発することが多いです。
肩こりと併発するめまいは症状が重くなりがちなこともポイントです。一体、そのようなめまいをなくしていくためにはどうしたら良いのでしょうか。そんな肩こりとめまいの関係や対処法・そして肩こりへの誤解などについて解説していきましょう。

1.肩こりと併発するめまいの特徴

めまいにはふらふらするような「動揺性めまい」と周囲がぐるぐる回っているような「回転性めまい」があります。肩こりと併発するめまいは動揺性めまいの一つです。また、めまいを病院で診てもらった際に原因がわからないような場合には肩こりを併発している可能性が高いこともポイントでしょう。

こういっためまいは「何かをしようとしたとき」や「首を動かした際」などになりやすいことも特徴です。
特に「日常的に肩こりがしている」「肩こりの程度が重い」場合にめまいがするようであれば、ほぼ肩こり併発型かと思います。

1-1.交感神経の緊張?バランスを崩した体の声を聞いてください!

めまいと肩こり

肩こりと併発しているめまいには色々な原因がありますが、その一つが交感神経の緊張と言われています。
頚椎の周囲には交感神経という自律神経が通っているのですが、肩こりが悪化するとこの交感神経が刺激され自律神経のバランスが崩れると言われています。

しかし、自律神経のバランスが崩れているのではありません。ここを健康番組や、雑誌の影響で誤解されている方が非常に多いです。

自律神経のバランスが崩れているのではなく、体のバランスがくずれているのです。
そして、その体からの声を聴くことのできないあなたに対し、なんとかしようと頑張ってくれているのが交感神経なのです。

あなたの肩こりはどちらの痛みが強いでしょうか?

もし、右であれば、左側のいずれかの筋肉が、左であれば、右側のいずれかの筋肉がサボっている可能性があります。

サボっている筋肉があると、必然的に、そこを人間の体はカバーします。
足首をくじいたりすると、逆の足が頑張ってくれますよね。
サボっている側があっても倒れたりはしませんが、負担はどこかに必ず生じているのです。

ですので、結局のところ体のバランスの崩れから「肩こり」、そして「めまい」が併発して生じるということも多いです。サボっている筋肉を動かして体のバランスの改善を試みて、交感神経が働きすぎないようにしてあげることが重要なのです。

まずは、その「めまい」を体からの声と捉え、痛みのある方の肩の反対側の筋肉がサボっているということを認識し、自分でもできるバランス調整をしてみてください。

自分でできる体のバランス調整方法はこちら

1-2.血流障害によるめまい

頸椎まわりの血流障害

血流障害によってもめまいは起こります。頚椎の周囲には頚椎動脈が走っていますが、肩こりによってこの頚椎動脈が刺激、圧迫されることによって、めまいが生じます。

例えば、高いところにあるものを取ろうとした、首を急に動かしたといったような際には、この血流障害にめまいを疑ってみましょう。

寝ている姿勢から起き上がる時、座っている姿勢から立ち上がる時など、まずはバランスを整えてから体を動かすという意識でめまいを予防しましょう。

1-3.筋肉の緊張

筋肉の緊張

肩こりと併発するめまいの原因として、筋肉の緊張もあります。肩こりになって筋肉が緊張してくると筋肉も刺激を受けやすくなります。それが結果として血流障害を引き起こし、めまいを引き起こします。

そもそも、その緊張も、1−1にあるように体のバランスの乱れから来ていることが有りますので、まずは自分でもできる体のバランス調整を御覧ください。

1-4.ストレスによるめまいもある

ストレスによってもめまいは起こります。ストレスを強く感じると体のバランスが乱れ、不安定な体に乗っかる頭部を必死で支えるために過緊張の状態になった首周辺の血管が収縮した状態になり、血流も低下してきます。それがめまいを引き起こすのです。

また、長期的なストレスに晒されているといった場合には自律神経が崩れ、それがさらなる血流状態の悪化を引き起こすとも言われていますが、ここにもやはり誤解があります

ストレスによって崩れるのは自律神経ではなく、体のバランスです。
そしてその体のバランスの崩れを整えようと必死で頑張ってくれるのが自律神経、特に交感神経なのです。

ストレスなどの心の影響は体に直接的な影響を及ぼします。それも瞬時にです。
あなたも、嫌なことや失敗した時を思い浮かべながら行うスポーツと、楽しいことや成功した時のスポーツのパフォーマンスに雲泥の差があることをご存知ですよね。

それがプロのアスリートなどが必ず行うイメージトレーニングです。

メンタルトレーニングのひとつ集中力

それだけ、心と体は密接につながっています。

このようにストレスは体のバランスを大きく崩します。
そして、それは大きな肩こりや、そこからめまいなどを起こすことがあります。

2.肩こり併発型のめまいの対処法

肩こりと併発するめまいを和らげるためにはもちろん、肩こりを治すことが肝心です。

首を温める例えば、肩や首を温めることは効果的です。ホッカイロを肩こりがする箇所に貼ってみたり、蒸しタオルを首周りにまくだけでも肩こり軽減には大いに役立ちます。他にも、肩こりに悩んでいるようであれば長湯をしてみることも良いでしょう。また、1-4にもありますように、ストレスも間接的にめまいを悪化させますから、普段からストレスを和らげていく工夫をしていくことも大事です。

しかし、なによりも、その痛みやめまいが、あなたに知らせてくれている体の声だということをまずは理解してください。
そして、その声に対し、「知らせてくれてありがとう」というくらいの気持ちを持ち、崩れた体のバランスを整えていきましょう。

いくつかよく言われている体のバランスの整え方をご紹介しますね。

2-1.自分でもできる体のバランス調整

2人ペアで行うとなおいいですが、自分でも可能です。これを日々行うだけで体のバランスがどんどん整っていきます。
こちらの記事で詳しく紹介していますので、御覧ください。

さまざまな症状に効く体のバランスの整え方マニュアル【保存版】

2-2.家具を変える

家具

イスやベッドが悪いことで肩こりになることもあります。特に長時間イスに座っているような人は、イスが原因で肩こりになっていることが少なくありません。肩こりに効果があるようなイスは数万円もしてきますが、それだけの価値はありますから試してみるのも良いでしょう。また、1時間に5分程度は少なくとも休憩を入れるようにすることもおすすめです。

勤務中にバランス調整をすることももちろん効果的ですよ。

2-3.病院や接骨院に行く

肩こりの治療

肩こりが余りに酷いようであれば病院や接骨院で治療をするのも良いでしょう。病院によっては肩こり専門の外来もあります。

しかし、この記事を読まれているあなたは、そういった病院や接骨院はもうこりごりですよね。。

理由は、「どこに行っても改善されなかった」からではないですか?

もし、そうであれば、一度ニューロアウェアネスを体験されて改善した方々の声を動画でご紹介していますので、ぜひ一度ご覧ください。

3.さいごに

この記事では肩こりと併発するめまいについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

こういっためまいは症状が重くなることもありますから、早めに対処してください。
肩こりを治すのではなく、崩れたバランスを治すことが必要ということもご理解いただけましたでしょうか。

でないと、結局のところ一時しのぎになります。

肩こりは必ず改善できます。そしてそのいやなめまいからも開放されるでしょう。

まずは数日、自分でもできるバランス調整をご自身でお試しください。

身体出力を上げる脳が望む身体の使い方!|Brain's Consensus Communications

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ぜひご友人やご家族にも教えてあげてください。

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