歯ぎしりや食いしばりは身体のバランスを整えるための無意識の手段だった!!

岡田 哲也(おかだ・てつや)
歯ぎしりや食いしばり

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「歯ぎしり」って何だと思いますか?
寝ている時に無意識にギリギリ、ギリギリ、自分自身の歯や顎にも負担はかかりますが、それよりも問題なのがあの不快な音。だいたいの場合、家族に強制的に歯医者に行かされます。
しかし、歯医者でできることはせいぜいマウスピースぐらい。
マウスピース入れて寝られない人は、どうしようもありません。
しかし、歯ぎしりにだってちゃあ~んと意味があるのです。

歯ぎしりをどうにかしたいと言われてやってこられた方がいらっしゃいました。

最近になってやたらと歯茎が腫れて調子悪い。食いしばりも自覚しているが、気がついたら力が入っているという状態。
そして、歯ぎしりもひどくなって家族からのブーイング!!

歯ぎしりのせいで眠れない
実際診ると歯茎は腫れて、わずかに歯のぐらつきもある。
とりあえず身体のバランス調整をさせていただきました。

各部位がかなりバラバラなバランスです。

そりゃ必死になってこのバランスの悪い身体を維持するためにアゴにも無意識に力が入ってしまいます。これが食いしばりの正体です。

この方の上半身、下半身、おおまかにバランスを整えることで、体全体にほどよく力がみなぎり、首や噛み合わせの筋肉がゆるんできました。これでくいしばり感はなくなったようです。

つまり食いしばりは身体のバランスを整えることで改善するのです。

しかし、問題は歯ぎしりです。寝ているときに起こっているし、寝ながらバランス調整なんてできるのでしょうか?

実はこれにもちゃんと方法があるのです。寝かせた状態の身体のバランスを調べるのです。

先ほどの方もバランス調整をしてよくなったはずなのに、寝かせると左足の太ももの筋肉がほとんど働かなくなります。もちろんこれは人それぞれなので個々に調べないとわからないです。

寝たままの姿勢で意識的に食いしばって歯ぎしり状態にしてもらうと、左足の太ももの筋肉がちゃんと働き出して体のバランスが良くなるようなのです。

そうです、歯ぎしりは無意識のバランス調整なんですね。

くいしばりやめてしばらくすると、また太ももがゆるんでバランスが悪くなります。
実際の歯ぎしりなら、もっと持続時間が伸びるのかもしれません。

では、どうすれば歯ぎしりは止むのでしょうか?

歯ぎしりの代わりになるものを見つけてあげればいいのです。他の形でバランス調整できれば、歯ぎしりは必要なくなります。
彼の場合は、左手の人差し指と中指、その指2本をくっつけるだけでOKでした。

指2本で歯ぎしり解消

これも人それぞれなので筋力検査をしながら地道に探さなければいけません。
寝るときに二本の指をくっつけるんです。それだけで左足の太ももの筋肉がちゃんと働き出します。
くっつける方法は、ヒモで軽くしばってもいいし、テーピングでとめてもOK!それだけで歯ぎしりは改善します。

先日、その方からその後の報告をいただきました。
「先日は有難うございました。歯ぎしりの報告です。七割ぐらい治まっています。それから、指を巻いた時と巻かない時の効果の差は実感できました。」
と、いう事です。
いかがですか?
おもしろいでしょ。

ぜひ、パートナーの歯ぎしりで悩まれている方は、体験に来てみてください。

身体出力を上げる脳が望む身体の使い方!|Brain's Consensus Communications

「痛みが和らいだ!」
「いい情報だった!」

と思われた方は、
ぜひご友人やご家族にも教えてあげてください。

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