顎関節症を知りたい?クリック音と痛みで10年以上苦しむと・・

岡田 哲也(おかだ・てつや)
顎関節症

SHARE

顎関節症歴十数年の男性がいらっしゃいました。
ネットでホームページを見て来院されたとのことです。

これまでも関西圏の医大の口腔外科や歯学部付属病院、病院歯科、咬合専門医などなど行き尽し、あきらめた感があるそうです。
CTやMRIなどの検査も含め既に主要検査は経験済み。プレートなどの治療もやり尽くしたそうです。

治療の結果は・・・、変化なし。
クリック音(「バキッ」「コクッ」「コリッ」「コキコキ」「ガクガク」という、乾いた弾けるような音)と痛みがずっとつづいているらしいのです。

私は問診票の一言が気になりました。

なんと「顎関節症を知りたい」と書いてあったのです。

し、知りたい??いままでにないパターン
ここまで来ると、こんな感じになるのでしょうか?

検査はし尽くしているとは思いますが一応検査させていただきました。お口の中の検査、特に異常なし。レントゲンも異常なし。まあこの時点で見える異常があれば、今までの検査はなんだったのだろう?てことになりますからね。

確認できる異常はありません。

ただ、お顔は左右非対称。顎の動きも真っ直ぐではない。
まあ左右対照的な顔している人なんてほとんどいてませんけどね。
結局、異常は見えないところにあるのです。
自覚していない無意識の自分が体のバランスを崩してしまうんです。

本当の自分を突き動かせている無意識の力がバランス良く働かないと、人は肉体的にも精神的にも不調になってしまうのです。

ふちょう

だからその自覚していないバランスを調整することで、肉体も精神もいい状態になっていくのです。

さて、私はいつものように左右の腕と脚のバランスチェックを行いました。
予想通り、この方のバランスはいいわけありません。

ちなみにこの手足のバランスの異常、本人には全く自覚はありませんでした。大抵のみなさんはそうです。

バランスが悪くなって最初に異常をきたしやすいのは、アゴの関節です。

体のなかで唯一左右同時に動く関節なので、身体のバランスの異常による影響を受けやすいのです。
そのため、そういう場合は顎関節だけが異常なのではなくて、実は腕も脚も同じように異常があることが多いのです。

バランスの異常

自覚していないバランスの悪い身体の調整は、その自覚していないバランスの異常を意識することがスタートです。
自覚した後は下記マニュアルのように、体を動かすことだけです。非常に簡単ですのでぜひ試してみてください!

(さまざまな症状に効く体のバランスの整え方マニュアル)

バランスの調整後、再度左右の腕と脚のチェックを行いましたところ、バランスは改善されていました。

肝心のアゴの方はと言えば・・・、
最初の痛みを10として痛みなしを0としたら、調整後はいかがですか? と聞くと

「3ぐらいです!」
患者本人も納得の「3!!」。

本人も、すぐに治るとは思ってないそうでしたが・・・
それでも、納得の「3!」です。

「また調整に通ってください」
「いえ、もう大丈夫だと思います。」
「えっ?!」
「あとは自分でやってみて、またお世話になります。」

そうでした、問診票にも「顎関節症を知りたい」って書いてありました。

知ってもらえたのなら嬉しいです。

身体出力を上げる脳が望む身体の使い方!|Brain's Consensus Communications

「痛みが和らいだ!」
「いい情報だった!」

と思われた方は、
ぜひご友人やご家族にも教えてあげてください。

Neuro-Awareness
Neuro-Awareness BLOG
トップへ戻る トップへ戻る